樹木への愛情2006/12/02 21:30:41

 部屋の窓からの眺めが変わった。
 前の公園の木々がばっさりとやられてしまったのだ。

 ここ2、3年の間に集中的に、といっていいくらい、こんな悲しい光景が繰り返されているのはなぜなのか、誰か教えてくれないだろうか。
 家から駅までの道も、会社の周囲も、ひどいものだ。痛々しくて、涙が出そうになってしまう。
 ある場所は工事のためだったから、建設会社の奴らが何も考えずに掘り返したのだと思うけど、他のは確実にいわゆる“植木屋”の仕事のはず。
 だとしたら、彼らは“植木屋”などと名乗っておきながら、樹木への愛情はこれっぽっちも持っていないとしか思えない。
 “植木屋”なんて名乗りは便宜上であって、多分、ただただ植木を切り倒すだけを商売にしているだけの人たちなんだろう。確か、切り落とした枝や木そのものって、産業廃棄物扱いになるらしいから。

 樹木はもちろん再生する。
 でも、伐採のされ方によっては、再生までに時間がかかる。もとのように蘇るかどうかもわからない。
 なのに、どうしてあんな枝の落とし方をするのだろう? どうして一番美しい時に切り落としたがるのだろう?

 自分の手足を切り落とせとまでは言わないけど(言ってもいいけど)、髪を勝手に切られたら、爪がはがれたりしたら、骨を折ったら、痛いでしょ? 嫌でしょう?
 今日見た街路樹(あれをそう呼ぶなら)は、多分数年前に切られたはずだけど、全く再生できず、葉が一枚も繁らず、枝も伸びず、夜は悲鳴をあげているように黒々と見えて、さぞグロテスクだろう。
 あのままで、街路樹なんだろうか?というくらいである。

 樹木の手入れをするのならば、自分のことにように思える人にやってほしいね。

アホくさいごたごた。2006/12/10 20:53:57

 平沼氏以外が志の低い輩が復党した今回の問題、とやらは、国民からも、彼らのおかげで政治屋になれた人たちからも反対されているみたいだけど、アホくさいよね。
 そもそも、“多少の意見の違い”があるのは当然の民主主義の世の中で、自分に反対したから出て行け!と追い出した党が悪いんだから(民主主義への冒涜だ)、本来ならば「ごめんなさい、戻ってください」と腰を低くすべきなのは、今の政府側であって、チルドレンどもは、もし志を高く持ちたいならば、反対している暇に、自分の業績を積み上げるべきだろうに(金儲けのために政治屋になったんなら、残念ながらあきらめな、ってとこだね)。
 とはいえ、そんなに戻りたいのか、というくらいに自分の志を平気で覆せるってのも恥さらしなもんだよね。
 離婚しちゃったとはいえ、最近殊更に「代理出産の法制化」なんぞを言い立てるようになった聖子ちゃんにはがっかりだ・・・。

美しい国の終わり2006/12/16 21:35:42

 教育基本法の改悪が、相変わらずの強行採決でなされたそうだ。

 もうこの国は終わりである。
 前回の大戦で、多くの国民を死に追いやった輩の孫が、また同じ事を繰り返したいがために、前準備を終えたということになる。
 これで、これからの子供達はその親とともに、飼い殺し状態になるということ。
 本当にそれでいいのかよ?と私は今の与党を選んだ愚者どもに問うてやりたい。

 教育が権利ではなく義務になるんだよ。
 自立した精神を求められるのではなく、政治屋どものいいなりになるような教育しか施されないのだよ。
 教育格差が広がり、最下層の家庭に生まれてしまったら、一生最低ラインの教育の機会しか与えられなくなってしまうのだよ。
 そのうち、国の大半がたいした教育を受けられなくなり、最高の教育を受けられるエリートらだけがエリート同士で食い合うようになるのだね。
 そうしたら、この美しい国は終わりになる。そうなったら、どうするつもりなんだろうね。
 とにかく、もう子供は産めない。産んだとしても、インターナショナルスクールにしかいれられないってことだよな。

 政治屋どもよ、せっかくの基本法を壊してしまった責任をとって、「壊したこと」だけで満足してくれない?
 本来であれば、基本法に則って、関連の法律が変えられるものだけれど、そんなことになったら、それこそとりかえしがつかなくなる。
 いざという時の切り札にされる恐れはあっても、それまでは今まで通りの、“確固とした日本人”を育てられるような、今のままで放っておいてくれよ。
 頼むからさ。

少しでも明るい未来を・・・祈りをこめて2006/12/30 19:42:14

 年末恒例のお節料理作りに全精力を注いでいますが(大袈裟な)、今年は非常に暗い年でしたなぁ。
 個人的には、仕事はまぁまぁ順調で、初めて大規模なPJを始められたりして、悪くはないけれど、世の中どうなってるの?という感じだもの。

 トリノオリンピックは、年々ひどくなる日本の応援っていうより圧力というか憂さ晴らしというかの大騒ぎで、選手はつぶれて、金メダル一個。
 そうかと思うと、カーリングみたいなわくわくもあったけれど、NHKですら「マリリン」なんて、それじゃあ、ただの飲み屋のオヤジだよ、ため息ついちゃった。
 WBCのせいで、意味をはき違えた“愛国心”が圧力になり、年末には、変える必要の全くない教育基本法が改悪され、次は戦争に国民を送り込む算段に、バカどもは大忙し。まぁ、自爆に近い形で崩れはじめてはいるけれど、どうなるもんだか。
 ワーキング・プアの問題だって人ごとじゃない。私が彼らと違うのは、子持ちじゃないことくらい。金持ちだけは景気いいらしいけど、周りの人たちで、「景気いい」なんて言葉吐く人は誰もいない。

 来年は少しはよくなってほしい。心の底からそう思うけれど、恐らくしばらくは、ひどい状況は続くのだろう。経済的にも、政治的にも。
 でも、「おかしい」と思う人が一人でも増えれば、半歩ずつではあっても、明るいほうへ進めんじゃないだろうか。
 バカな輩は多いけれど、彼らが声高に自分のバカさ加減を主張せず、我々の本当の声が少しでも届くようになれば、なんとかなる、そう信じたい。こちらは生活も命もかかってるんだから。