横浜市よ、目を覚ませ!2011/08/06 21:34:10

最悪な記事が出た!

「つくる会」元メンバー執筆 横浜市一括採択

 横浜市教育委員会は4日、来年度から4年間、全市立中学で使う歴史と公民の教科書として、「新しい歴史教科書をつくる会」の元メンバーらが執筆した育鵬社(東京都港区)版を採択した。
 横浜市は今回から全市一括採択に変更しており、採択区域内の教科書利用者数は全国最多。
 同社の教科書は、歴史が新1年生約2万7000人に、公民が新3年生約2万6000人に配布される。
 横浜市は、09年の前回採択(10、11年度使用分)で、市内18区ごとに選定し、「つくる会」が主導して自由社(東京都文京区)が発行した歴史教科書を8区で採用。今回は市民団体などが自由社版と育鵬社版の不採択を求め請願を繰り返していた。
 採択後、会見した今田忠彦・市教育委員長は「前回は自由社だけが、改正教育基本法を踏まえていた。今回は各社の中で育鵬社が日本史に愛情を深める工夫をしていた」と話した。
 育鵬社は「つくる会」とかつて連携していた扶桑社の教科書発行を引き継ぐ子会社。

つくる会元メンバー執筆の教科書、6委員中4人投票
 ・・・(前略)・・・
 両社版の採択に反対する有識者の共同声明をまとめた一橋大の藤岡貞彦名誉教授(教育社会学)は「制定時にさかのぼって日本国憲法の価値をおとしめる一方、大日本帝国憲法を手厚く説明しており時代錯誤。日本の植民地支配も美化し偏向している」と主張する。
 ・・・(中略)・・・
 同市立中学で社会科を教える40代の男性教諭は、授業では自分で選んだ副教材を中心に教え、教科書を使うのは5分程度だという。「若い先生は教科書が中心かもしれないが、教科書が変わっても自分の授業には影響しない」と言い切る。 (2011年8月6日毎日新聞朝刊より)


 以前から不思議なのだが、教育委員とは、どういう基準で選ばれるものなのだろう?
 どの教科についても、その方面の正しい知識を持った、見識ある人間がなるべきだ。
 特に日本の歴史については、完全にニュートラルな立場、もしくは、人の痛みをきちんと感じて受け止められる人でないと、語る資格も、ましてや、未来を担う子ども達に影響を与えかねない教科書を選択する資格などない!
 改悪教育基本法を支持するような、戦争を愛し、自分しか大事にしない人間に、教育委員の資格などない!!!

 横浜市の子供をもつ親たちは、非常な危機感を持って、この対応に当たるべきだ。
 歴史の授業については、どんな内容を教えられたのか十分に子供から聞いて、間違いを正す、もしくは事前に間違いを指摘しておくことが必要だ。

 区ごとではなく、横浜市一括で採択となれば、そんな嘘を教えられる授業を受けないようにするためには市外に引っ越さなくてはならない! そんなことはできるわけもなく、戦争愛好者から我が子を守るには、親が間違いを正すしかないのだ。
 記事に書かれた先生が、事実を教えてくれることを、そのような先生が多いことを祈らずにいられない。

 今回、故あって、横浜で暮らすことになった。
 子供はまだ小さいが、中学生になるまでに、教育委員が正しい人間に入れ替わることを切に願う。
 市民団体も、引き続き頑張ってちょうだい!

 横浜市民は、こんな教科書を選択した名前を記憶に刻み、二度とこのような間違いが起こらないように、行動していかなければならない。
 ・今田忠彦委員長(元市総務局長)
 ・小浜逸郎委員(国士舘大客員教授)
 ・野木秀子委員(システム開発会社CIJ顧問)
 ・中里順子委員(元横浜市立中学校長)

 以下のお二人については、今後の活動を見守りたい。
 ・奥山千鶴子委員(NPO法人びーのびーの理事長)
 ・山田巧教育長
 山田さんなんて、教育長なのに、尊重されないってどういうことなんだろう?