その言葉、そのままお返ししよう2008/04/12 21:10:01

 首相主催の『桜を見る会』だかで、どこぞの首相がおっしゃった。
 「(食料品とかが)値上げされているけれど、しょうがないじゃないか。我慢して、工夫して乗り切っていきましょう」だそうだ。

 その言葉、そのままお返ししよう。そして、政府を始めとして、各自治体に言ってあげよう。
 「(暫定税率が廃止されてガソリンが)値下がっているけれど、しょうがないじゃないか。我慢して、工夫して乗り切っていきましょう」

 給料が上がるわけではない。(ガソリン税以外の)税金は上がるばかり。その中で、我々はどう家計をやりくりしていくか、必死になって考えているんだ。
 それを、「値上げは仕方ないんだから、工夫して乗り切ろう」なんて言うのであれば、それを、君を始め、首長らに言ってやろう。

 自治体の税収が減っても、君たちは困らないじゃないか。
 もちろん、我々のために使われるべき税金であれば、影響も多い。ただし、不要な工事だの交際費だの、削れる部分はたっぷりあるはずで、さらに、議員たちに費やされている無駄な交通費、調査費等々、ばっさり切り捨てれば、当座は凌げるし、次期以降は、税収にあった予算を組めるだろうに(そのくらいの頭はあるでしょう?)。

 さあ、「税収減にも、工夫して乗り切っていきましょう!」

裁判員制度って必要なの?2008/04/19 21:32:05

 少し前、新聞に「裁判員を断る理由」の例が載っていた。と言っても、断れるかどうかは申し立ててから判断されるらしいので、どうなるかはわからないらしい。

 この理由を誰が考えたのかは知らないけれど、その中に「接待があり、営業の担当者なので、参加できない」とか「SEでシステムがトラブルを起こすかもしれないので参加できない」とか、不思議な理由があった。
「店のNo.1ホステスで、休むわけにいかない」とか、自分自身のみで勝負している人ならともかく、会社の一員にすぎないんだから、申し立てるだけ無駄なような気がするのは、私だけだろうか?
 自分が担当のシステム開発の真っ最中で、いきなり一週間仕事を休まないといけないと言われれば、断りたくもなるけれど、営業の担当だとか、運用の担当だとか、代わりになる人が必ずいるはずの、いなかったら、そもそも仕事として成り立たないようなものが、理由になると思うほうが不思議である。

 とはいえ、そもそも裁判員制度って、誰の希望でできた制度? 私たちがいつ、「裁判員制度を作ってくれないと困る」って言ったのだろう? そんな意味があるかどうかも全くわからない制度を無理強いされて、何を言っても「それは断る理由にならない」なんて、ひどすぎる。どんな理由であろうが、認めるべきだろう。

 裁判員制度は来年から始まるらしくて、今年中に来年度の裁判員候補を選出するそうだけど、この制度は本当に必要なんだろうか?
 それに、刑事事件の一部しかこの制度は適用されないようで、一番参加したい政治屋の汚職だとか、国が被告になるようなものとかには、全然参加できないらしいじゃない。
 殺人だの、強盗だのの事件を判断するのは、場合によってはすごく難しいし、殺人の場合、死刑を求めるかどうかで、裁判員同士で判断が分かれるケースだってあるだろうに、裁判官だけに責任を負わせないためのものだったら、そんな重荷を我々に背負わせないでほしいな。

 私は現在のところ、他人の事件に関して言えば、死刑賛成派。終身刑があれば、死刑でなくてもよいのではないかと思っている派。だけど、自分に関係した事件だったら、どう思うか、何を求めるのかはわからない。
 だから、他人を裁判員にして、判断を求めるような制度よりも、被害者や遺族の気持ちが反映できるような制度のほうが必要なはずだと思う。

今こそ、第三号被保険者の廃止を!2008/04/21 21:37:03

 75歳以上の高齢者から、保険料を年金から天引きで徴収するようになった。
 減った人もいるようだけど、どちらかと言えば、増えた人のほうが多いみたい。
 市町村によっては、補助の制度があったのに、それも効かなくなったり、子供の扶養になっていて、今まで保険料を払っていなかった人からも有無を言わずに徴収するらしい。

 だとしたら、この機会に、第三号被保険者なんて廃止するといいのに、誰も言い出さないのはなぜ?
 健康で、働けるのに働きもせず、それなのに、「働いていないのだから、保険料を払えるはずがない」などと言って、配偶者以外の他人に平気で年金保険料を負担させているソーシャル・パラサイトたちに、言い訳をさせない良い機会だと思うのだけど。

 今回、無理矢理保険料を徴収されるようになる人たちは、とりあえず健康であったとしても、肉体的には当然衰えを感じていて、何かのきっかけで、体が動かなくなることだってあるし、働きたくても働く場所がない人だって、彼らの比ではない。
 そんな状態の彼らに、「応分の負担をしなさいよ」的な発言をするのであれば、それよりも、そもそも何の負担もしようとせず、あまつさえ、他人の人生に平気で乗っかっているようなのから、さっさと今までの分も徴収すべきだろう。
 今こそ、第三号被保険者を廃止して、第一号被保険者として、相応の負担を求めるべし!

バカバカしい騒ぎ2008/04/26 21:14:21

 チベットの弾圧(って言っていいんだよねぇ)に端を発した、聖火リレーの騒動が、とうとう日本でも起こってしまったけど、あれって、中国が悪い!と断定できると思う。
 「フリー!チベット!」だけだったら、最悪、彼らと警察の小競り合いっていうよりも、押さえ込みだけで済んでいるのに、中国が、国を挙げてフランスへのデモを煽ってみたり、長野に中国人留学生を大量に送り込んでみて、小競り合いを起こさせてみたり、騒ぎを大きくして、彼らは何をしたいのかね? どう見ても、彼らを煽って、チベット解放を叫ぶ人たちとの間にトラブルを起こし、騒ぎを大きくしようという姑息な手段に走っているようにしか見えない。

 もちろん、こうしたやり口によって、チベットに対して良い感情を抱かなくなる人もいるかもしれないけど、あの中国人集団を見て、果たして誰が「中国人が正しい」と思うのだろうか?
 いいとこ、「オリンピックに政治を持ち込むな」ってところだけど、それが目的にしては、やりようがあまりに幼稚すぎる。
 そもそも、聖火リレーは、ナチスが政治的な目的で始めたものだから、「オリンピック=政治」と考えるのもあながち間違いではないかもしれないけど、やっぱりスポーツの祭典という意味においては、聖火リレーだけを「政治的」と切り捨てるわけにもいかないし、多少難しいところがあるのは否めないし。

 個人的な意見では、聖火リレーを“邪魔する”のは、チベット、中国ともに間違っているよ。
 でも、今回起こったことをきっかけに、チベットに対する中国の態度にデモや座り込み、プラカードなんかで抗議を示すだけであれば、問題にはならないと思うな。

厳罰化はいけないことか?2008/04/29 20:23:13

 光母子殺人事件は犯行時未成年だったけれども死刑、責任能力を問われた夫殺害・切断事件は懲役15年。
 これだけで、というわけではないけれど、「刑が厳罰化している」と新聞に書かれていた。光母子殺人事件に至っては、「更正可能性を低くみたもので、厳罰化への流れを感じる」とあった。

 でも、厳罰化って悪いことなの?
 それよりも、「犯行時の精神状態」を争点にして、責任能力の有無を問うほうがよっぽど問題なような気がするんだけど。
 どんな精神状況であろうが、他人を傷つけたということが問題なのだから、そんなことで罪を免れようとすることこそ、断じるべきじゃないのか? 責任能力がないと判断された場合、病院に収容されるという話を聞いたことがあるけど、本当かどうかわからないし、収容期間だって、もし懲役刑を受けた場合より断然短いのでしょう? そんなのが許されるほうがおかしいと思うよ。
 一生罪を背負う、というのも間違いとは思わないけれど、人を傷つけたら、自分も同じことを身をもって知るべきでしょう。

 それはそれとして、厳罰化をいうなら、脱税とか収賄を即刻その対象にすべしと思うのは私だけ?
 死刑を“見せしめ”ということがあるけど、刑を“見せしめ”にするのであれば、脱税とか収賄で、不正なものを少しでも得た人は、すっからかんになるまで取り上げて、「脱税や収賄は割に合わないもの」を徹底すれば、少しはましな経営者や官僚が増えるんじゃないでしょうか?